2026.10.29
毎年、甲子園に出場する高校がある。
高校野球は3年で選手が入れ替わる。
当然、入学してくる選手の能力も性格も違う。
それなのに、毎年強いチームをつくり続ける学校がある。
なぜだろう。
もちろん、指導力や練習環境もあるだろう。
でも、それ以上に大切なのは、チームに根付いている文化なんじゃないかと思う。
「甲子園に行く」
その目標に向かう姿勢や、練習に取り組む心構えが、先輩から後輩へ受け継がれている。
人が変わっても、変わらないもの
これは理容室の経営にも通じる話だと思う。
理容室も人が入れ替わる。
経験豊富なスタッフもいれば、まだ技術が未熟なスタッフもいる。
それぞれの能力や個性は違って当然だ。
だからこそ、全員に共通する価値観が必要になる。
成長し続けること。
銀河一、感じがいいこと。
みんなで決めたルールを守ること。
こうした基本的な考え方は、誰が入ってきても変わらない組織でありたい。
個人の成長だけでは、強い組織にならない
ただ、最近もう一つ大切なことに気づいた。
それは、チームの成長を促す人間を育てること。
これまでは、一人ひとりの技術を伸ばし、売上を伸ばし、お客様から支持される理容師を育てることに力を注いできた。
でも、それだけでは足りないのかもしれない。
自分が成長するだけでなく、周囲の成長を喜び、仲間を鼓舞し、率先して行動する。
そんな人が増えれば、チームはもっと強くなる。
リーダーが頑張りすぎることの落とし穴
そして、ここにはリーダー自身の課題もある。
自分が率先して動き、指導し、周囲を引っ張る。
それは大切なことだけど、何でも自分がやってしまえば、ほかの人がリーダーシップを発揮する機会を奪ってしまうかもしれない。
強いリーダーがいるチームと、
強いチームは必ずしも同じではない。
これからは、個人の成果だけでなく、周囲に良い影響を与える行動も、もっと評価していきたい。
周囲を動かす人を評価する
誰かを練習に誘う。
仲間の成長を褒める。
チームの目標に向かって声をかける。
誰もやりたがらないことを率先して引き受ける。
そんな小さな行動の積み重ねが、やがて組織の文化になる。
自分が頑張るだけでなく、周囲が頑張りたくなる環境をつくる。
そんなリーダーシップが、スタッフの間から自然に生まれる組織にしたい。
本当に強いチームとは
自分がいなくても、みんなが自然と成長を目指す組織。
それが、本当に強いチームなんだと思う。
優秀な理容師を育てるだけじゃなく、
優秀な理容師が育ち続ける環境をつくる。
これからの自分の仕事は、
そこにあるのかもしれない。



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